ファースト・ファシリティーズ千葉は、三井不動産グループの施設管理業務を担う三井不動産ファシリティーズのグループ会社です。設立は昭和48年(1973年)3月。2023年3月に設立50周年を迎えました。県下有数の大手企業のオフィスビルや、地域のランドマーク的存在である大型商業施設など、千葉を代表する施設の管理を担い、実績を積み重ねてきました。
私たちの矜持
主に空調等の設備管理や清掃業務からなる「施設管理」という仕事は、決して表舞台の光が当たる華やかなものではありません。しかし、施設の快適性・安全性を維持するために必要不可欠なエッセンシャルワークです。
想像してみてください。圧倒的な建築技術を駆使し、最先端の設備を導入し、世界に誇るような素晴らしい施設が出来上がったとしても、日々の設備管理や清掃が行き届いていなかったとしたら、どうなるでしょうか? その施設の価値は、あっという間に半減してしまうでしょう。むしろ、訪れる人々にネガティブな印象を与えてしまいかねません。
施設の価値は、施設自体だけではなく、その施設を日々責任もって管理する、たくさんの“誰か”の働きにかかっているのです。その“誰か”が、私たちです。千葉有数の施設の価値をしっかりと守り続けることで、私たちは千葉の“街づくり”の一端を担っているのです。その誇りを胸に、当社スタッフ一人ひとりが今日も、それぞれの場所で、それぞれの役割を果たしています。
昨今、リモートワーク促進によるオフィス離れなども進み、人が集まる場所に対する価値判断が一層シビアになりつつあります。そんな時代においても、いえ、そんな時代だからこそ、私たちの管理する施設が多くの人から「ここに来たい」「ここに集まりたい」と、選ばれる空間であるように。私たちの手で、快適・安全・安心を守り続けていく所存です。
私たちのこれから
50周年という節目の今、私たちは大きな転換期を迎えています。親会社・三井不動産ファシリティーズの方針転換により、これまで親会社が統括していた千葉エリアの施設管理について、今後私たちに一手に任されることになったのです。
いうなれば、第二次創業期のスタート地点。親会社の方針ありきではなく、ファースト・ファシリティーズ千葉としての意思や個性を、より強く打ち出していく必要があります。
私たちが目指すのは、一にも二にも“人ありき”の事業展開。一人ひとりが仕事の意義を深く理解し、自分の役割りに誇りを持ち、顧客満足度向上のために必要なことを自ら考え、仲間を巻き込みながら、ファースト・ファシリティーズ千葉だからこその付加価値を生み出していく。そんな創造的な集団になりたいと考えています。そのために、リーダー候補となる総合職人材採用、既存スタッフの育成体制強化、ビジョン共有の徹底を進めていきます。そしてもちろん、活躍人材の定着を図るべく、待遇や就労環境のさらなる整備・改善にも努めます。
表舞台に出ることはない。しかし、千葉になくてはならない会社として。
50年という実績に甘えることなく、挑戦と進化を続けていきます。
2023年4月
代表取締役社長
甲田 勝彦